受信メールから添付ファイルを取り出す TKMP.DLL Tips

TKMP.DLL プログラミングTips

受信メールから添付ファイルを取り出す

　メールデータから添付ファイルを取り出す場合は、TKMP.Reader.MailReaderクラスのFileCollectionプロパティを使用します。本来添付ファイルを含むメールは、マルチパートで場合によってはネスト構造になっていることがありますが、 FileCollectionプロパティはネスト構造内を含むすべての添付ファイルを一覧として返します
　次のサンプルは、引数にメールデータのストリームを渡すと、ＣドライブのDataフォルダに添付ファイルを保存します。メールデータのストリームは、受信済みのTKMP.Net.MailDataクラスのDataStreamプロパティや、事前に受信したメールデータを保存したファイルのSystem.IO.FileStreamクラスなどが利用できます。

C#.NET

//メールデータが格納されたストリームから添付ファイルを取り出し保存します
public void GetFiles(System.IO.Stream MailStream)
{
    //メールデータの解析クラスを作成します
    TKMP.Reader.MailReader reader = new TKMP.Reader.MailReader(MailStream , false);

    if(reader.FileCount == 0)
    {
        System.Windows.Forms.MessageBox.Show("添付ファイルはありません");
        return ;
    }

    //添付ファイルのコレクションを検査します
    foreach(TKMP.Reader.File file in reader.FileCollection) 
    {
        //ＣドライブのDataフォルダへ保存します
        file.FileSave(@"c:\data\");
    }
}

VB.NET

'メールデータが格納されたストリームから添付ファイルを取り出し保存します
Public Sub GetFiles(MailStream As System.IO.Stream)
   'メールデータの解析クラスを作成します
   Dim reader As New TKMP.Reader.MailReader(MailStream, False)
   
   If reader.FileCount = 0 Then
      System.Windows.Forms.MessageBox.Show("添付ファイルはありません")
      Return
   End If
   
   '添付ファイルのコレクションを検査します
   Dim file As TKMP.Reader.File
   For Each file In  reader.FileCollection
      'ＣドライブのDataフォルダへ保存します
      file.FileSave("c:\data\")
   Next file
End Sub

VB.NETのコードはC#.NETを元に「C#.NET to VB.NET Translator」によって作成したものです