Asciiモードで転送する TKFP.DLL Tips

TKFP.DLL プログラミングTips

Asciiモードで転送する

　TKFPのファイル転送は無指定のときバイナリ転送が行われます。このため、ファイルの転送でAsciiモードを使用したい場合は、転送を行うクラスごとに TKFP.IO.FileInfoクラスのTransferTypeプロパティをアスキーモードに変更する必要があります。
　次のプログラムはTKFP.Net.FtpClientのインスタンスとサーバーパス、ローカルファイルを指定すると、ファイルをアスキーモードで送信します。TransferTypeプロパティを設定する以外は特別に必要な処理は行っていません。

C#.NET

//接続済みのクライアントクラスを使用してファイルの送信を行います
private void SendFile(TKFP.Net.FtpClient ftpClient, string serverPath, string localPath)
{

    //サーバーに作成するファイル情報のインスタンスを作成します
    TKFP.IO.FileInfo file = new TKFP.IO.FileInfo(ftpClient, serverPath);

    //上書き保護
    if (file.Exists)
    {
        System.Windows.Forms.MessageBox.Show("ファイルは既に存在します。");
        return;
    }

    //データの送受信モードをASCIIモードにします
    //以後このfileクラスで行うデータ送受信はASCIIモードになります
    file.TransferType = TKFP.Net.TransferTypes.ASCII;

    //ファイルをサーバーへ送信します。
    file.ReadFrom(localPath);

    System.Windows.Forms.MessageBox.Show("ファイルを送信しました。");
}

VB.NET

'接続済みのクライアントクラスを使用してファイルの送信を行います
Private Sub SendFile(ByVal ftpClient As TKFP.Net.FtpClient, ByVal serverPath As String, ByVal localPath As String)

    'サーバーに作成するファイル情報のインスタンスを作成します
    Dim file As New TKFP.IO.FileInfo(ftpClient, serverPath)

    '上書き保護
    If file.Exists Then
        System.Windows.Forms.MessageBox.Show("ファイルは既に存在します。")
        Return
    End If

    'データの送受信モードをASCIIモードにします
    '以後このfileクラスで行うデータ送受信はASCIIモードになります
    file.TransferType = TKFP.Net.TransferTypes.ASCII

    'ファイルをサーバーへ送信します。
    file.ReadFrom(localPath)

    System.Windows.Forms.MessageBox.Show("ファイルを送信しました。")
End Sub

VB.NETのコードはC#.NETを元に「C#.NET to VB.NET Translator」によって作成したものです