コントロールコネクションが暗号化されると、厄介な現象が起こります。
上で書いた様にプライベートネットワーク内へ接続する場合は
ルーターが影で仕事をしてくれるので接続できる場合がありましたが、
データコネクションが暗号化されると、ルーターは通信内容がわからなくなり、
ルーターの助けが受けられなくなります。
このとき、クライアントがプライベートネットワーク内にある場合のActiveモードでは
暗号化のために正常に通信が出来なくなってしまいます。
最近のネットワーク機器やプログラムは難しい設定を行わなくても目的が果たせることが多くなってきました。
そのため、偶然接続が出来ている環境で、設定を変更ししために不具合が発生すると、問題の発生箇所を見失うことがあります。
特に、FTPに関してはその独特な接続手順のために十分な知識がないまま設定を変更すると思わぬ落とし穴にはまることが有るので、気をつけましょう。