NanDoKu: 2006年2月アーカイブ

 思いつくままにプログラミングをしています。NanDoKuβ3でなんとか一通り対応できるようになったと思いますが。ソース解析の精度に不安が残っているので、肝となる難読化部分を大幅に改良しています。今のところ安定性は後退していますが、速度面ではβ3の半分程度の時間で処理でき、最終的には解析制度も今までより良くなる予定です。ジェネリック周辺で難読化できない部分も今回の改造で視野に入れているので、需要は知りませんが最終的には対応できそうです。あとは、前々から考えていたコードの枝切り(不要メソッドの削除)がなんとなく出来そうな様子です。実際のコードは1行も書いていないので、プログラムした後で現実的な速度で処理できるといいのですが。

 早々にNanDoKu3のβ2を公開しました。今回GUIまわりをFramework 2.0のコントロールに変更して、見栄えを良くしてみました。変換アルゴリズムも少々手を加えたので、今までの2/3程度の時間で作業で処理が行なえると思います。
 ジェネリックの動作についてはいろいろ検証していますが、βのページに書いたように複雑なことをすると失敗します。一応対策をしたβ3が控えているので、その他の修正とあわせて近々に公開を予定しています。

 NanDoKuの改良が思ったより調子よく行ったので、とりあえずβ1を公開しました。プログラムの特性からGUIやパフォーマンスより実行結果の正確性が問題になると思うので、早めのβ公開でフィードバックを集めようと思います。GUIはC# 2005へコードを移植してコンパイルしただけでVersion2からほとんど触っていません。.NET Framework 1.1の難読化も行なえますが、内部にエンジンを2種類入れただけなので、こちらが目的の方はVersion2.0.0を使用したほうが確実だと思います。
 現在検証中の部分は、ジェネリックを使用したときの難読化と、自動で生成されるコードにクラス名が文字列として出現する個所の対策です。どちらも問題なく動作することは確認していますが、検証例自体が少ないので、難読化に失敗するようならこの部分を疑ってください。

 VB,C#の2005が無料ダウンロードできるためか、「NanDoKuを2005対応にして欲しい」という要望を良く頂くようになりました。いつまでもほっとくわけにも行かないので、そろそろテストを始めましたが、流石にすんなり動くわけも無く...。

今日の成果
・NanDoKuをFramework2.0アプリにするためにC# 2005へコンバート
・逆アセンブル->再アセンブルテスト成功
・Framework1.1相当の記述での難読化成功
・イテレータ、ジェネリックの難読化テスト成功
・NanDoKuをFramework1.1とFramework2.0両用に修正

あとは、残りの新機能を使用したときの難読化テストと、設定画面の追加ぐらいです。
意外と早い段階で対応できそうですが、テストするアプリが少ないので、βバージョンの期間が長くなりそうです。

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